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タイミングは結果にすぎない

2017年 05月20日 18:50 (土)


ようやく体調が本調子っぽく戻ったけれど、暑いので今日はあまり動かずに長時間PCとにらめっこしております。で、今日のおまけはレイ君単独の乱雑落描きですが、また背景は廃墟ときた。廃墟だと、どこかにキョウヤが隠れていそうですね。

rei03.jpg

ミク「これでマスターに連絡は出来たわ」

リン「そしてマスターが現状を把握して、リコちゃんのこともどうにかしてくれるはず」

レン「だから俺たちは、リンコ姉のことをミユ姉に知らせずに済むってわけだな」

ミク「マスター、リンコちゃんのことをミユに連絡するのかしら?」

リン「たぶん・・・。だってマスターは、こっちに干渉できない状態みたいだし」

レン「何とか連絡は出来たけれど、会話だけだったし。その会話も途切れがちでノイズ入りまくりだったじゃん」

ミク「そうよね。そうなると、やっぱりマスターからミユに連絡入れるしか方法がないわ」

リン「ミユちゃんはゲートキーパーだから、ヘッドフォンなくてもマスターと連絡できるんだよね?」

レン「白物体Xもいるしな。ミユ姉、何匹か連れていたから」

ミク「私も詳しくは知らないけれど、ミユとかシュヲって専用の端末機を持っているから、たぶんそれでマスターと連絡できると思うのよ」

レン「でも通信、できるのかな?普段は端末機で通信していたかもしれないけれど、今は状況が違うし」

リン「そうだね。ココならかろうじて通信できたけれど、亜種の海だと心配だね」

ミク「端末機が無理なら、ケセランパサランで出来ると思いたいところだけど」

リン「でもリコちゃんはもちろんレカちゃんのことも伝えたから、きっと何かしらマスターも行動してくれるはずだよ」

レン「そうだよな。俺もそう思う」

ミク「もし仮にクオに何かあれば私は感じるし、リント君はリンちゃん、レンカちゃんはレン君が感じ取れるもの。たとえ私たちはココを動けなかったとしても、状況を予想する方法はあるわ」

リン「うん。・・・でも、できればリコちゃんやルイちゃんのことも、リンが感じ取ることが出来れば良いんだけど」

レン「直接亜種のリントはそうでも、間接亜種のルイや特殊亜種のリンコ姉は、さすがに無理だろ?俺だってレンカは感じ取れても、黒バナナやキョウヤって奴のことは、ほとんど感じ取れないし」

ミク「シュヲやミユは特殊亜種で、私と同じ系列属性の間接亜種はいないから分からないけれど、やっぱり間接亜種も無理なの?」

リン「うーんっと・・・。ちょっとだけなら、感じなくもないんだけど。でも状況が状況だからね」

レン「普段の俺たちのエリアの場合、黒バナナが近くにいる時は少しあいつの感情も感じなくもないけれど、ここだと離れているし、閉鎖された場所だからな。ぜんぜん感じないぞ」

ミク「そういえばレイ君、レンカちゃんのことをちょっとだけ感じ取れるって言っていたわ。それと同じことかな?」

リン「そうかも。リンはリト君なら、どんなに離れていても感じ取れるよ。でもルイちゃんは微妙だし、リコちゃんに至ってはぜんぜん感じ取れないよ」

レン「でもリントだけはリンが感じ取れるし、レンカは俺で、クオ兄・・・あ、今はシュヲ兄もだけど、それはミク姉が感じ取れる」

ミク「レン君、とくに変わりはない?レンカちゃん、どういう状況なのかしら?」

レン「とくに変化はないね。だから無事なことは確かだと思う」

リン「リト君にも今は変化ないみたいだし、ミー君もだよね?ミクちゃん」

ミク「うん。そうなると状況としては、今のところ大きな変化はないってことみたいね」

リン「マスター、リコちゃんをどうにかしてほしいな。そしてレカちゃんのことも・・・」

レン「マスターだけに頼るわけにはいかないけれど、でも今の俺たちは、身動き取れないし」

ミク「ミユに連絡がつながれば、たぶん大丈夫よ」

リン「そうだね。ミユちゃん、ゲートキーパーだもんね」

ミク「・・・あの子、思ったよりもしっかりしているもの。私、シュヲが消失したって知らされた時、ミユの行動を見て少し驚いたの」

リン「え?」

ミク「ミユの立場なら、もっと慌てたり狼狽したり・・・とにかく冷静さを失ってもおかしくないと思ったわ。でもあの子、すごく冷静だった。むしろ私の方が、驚愕しちゃって動揺していたかも」

リン「そういえばあの時のミユちゃん、確かに落ち着いていたね」

レン「俺、リントとリンがキョウヤって奴に狙われて、それでシュヲ兄も消失したって聞いて・・・ちょっとパニックになっていたかも。あの時、ミユ姉に怒られちゃったし」

ミク「やっぱりミユはセキュリティ担当のゲートキーパーなんだって、あの時は思い知らされたわ」

リン「そんなミユちゃんがいるんだから、きっとリコちゃんもレカちゃんも無事で、すぐミユちゃんたちと一緒にココに戻ってくるよ」

レン「そうしたら、元のエリアに戻って今まで通りに楽しく過ごすんだ」

ミク「そうね。そのためにも、私たちはココでみんなを待っていなきゃね!ついでだけど、ココの通信環境がいまいちだから、それを修理でもしちゃおっか?」

リン「ミクちゃん、そんなこと出来るの?」

ミク「分からないけれど、鍵盤コードだから何とかなりそうじゃない?」

レン「何もしないで待っているだけよりは、何かしていた方がいいかも。よし!じゃ、修理してみよう!」

リン「リンも!リンもやる~!!」

ミク「それじゃ、修理開始~!」

三名、そのまま鍵盤コードの修正に着手。

~小休止~

ルイ「・・・・いつまでこの廃棄場、続くねん?もう結構な距離、歩いたはずやけど」

ルイ、いつまでたっても変わらない周囲の光景にうんざりしつつ、後ろを振り返って遅れ気味のリンコを一瞥。

ルイ「雌ミカン、疲れたんか?」

リコ「・・・大丈夫だよ」

ルイ「そうは見えへん。息、切れとるで?それに足、ぜんぜん進んどらんやん」

リコ「・・・・・」

ルイ「ココ、果てやないけれど、そっちに近付いとるな。雌ミカン、自分にはこれ以上は、もう危険エリアや」

リコ「でも、俺はキョウヤを・・・」

ルイ「自分、限界や。やっぱこれ以上は、もう無理やさかい」

リコ「あ!」

リンコ、つまずいてその場に倒れ込む。ルイ、そんなリンコに手を貸すも、その手も震えていることに気付き、眉を顰める。

ルイ「・・・あかんわ。自分の言うことも分かる。せやけどもう限界や。ミユユに連絡するさかい!」

ルイ、いづなを呼び寄せる。

リコ「・・・ダメ!やめて。お願いだから、ミユに連絡しないで!」

リンコ、ルイに体当たりしてミユに連絡を入れるのを阻止。

ルイ「ええい!邪魔すんな!!」

リコ「ダメ~!!」

そのまま二人、しばしもみ合うも、不意にルイ、背後に妙な気配を感じて振り返る。同様にリンコもまたルイの背後へ視線を移動。

ルイ「・・・何や?」

リコ「・・・あそこ、空間のカラーが違う。なんだか歪んでいるみたい」

ルイ「・・・ホールか?」

リコ「ホールって、俺が通ったところ。つまり通路だよな?」

ルイ「なしてこげなとこにホールがあるねん?」

リコ「キョウヤだ。きっとキョウヤがあのホールを通ったんだ!」

リンコ、ルイから離れてホールの方へ行こうとする。

ルイ「待てや!雌ミカン」

ルイ、慌ててそんなリンコを追いかける。

次回につづく
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現象界の無意味な偶然による多様

2017年 05月13日 19:38 (土)

このところ部品作成は落描きしか作成していない状態がずっと続いているが、どうにか時間調整をして、他の部品作成にも手をつけたいと思っている今日この頃。で、今日のおまけはシャーペン描きに戻り、乱雑なルイちゃん単独落描きです。うちのルイにしては、ちょっと乙女ちっくな恰好かもしれない。最初は百合モード全開で心配だったけれど、最近のルイは恋する少女になっちゃったしな。

rui03.jpg

ミク「それにしても、結構ゆりかごって広かったのね。あの中心の部屋以外にも、部屋がこんなにあるなんて」

ミク、きょろきょろ室内を見渡しつつ、壁にある鍵盤コードっぽいものに気付き、そちらへ移動。

ミク「これ、何かな?もしかしてこれって何かのスイッチかも」

ミク、鍵盤コードへ手を伸ばす。直後、レンの悲鳴(?)によってその手を止めると、急いで部屋を飛び出す。

ミク「レン君!どうしたの!?」

レン「・・・あ。ミク姉」

レン、床に腰を抜かしたような状態でしゃがみこんでいる。

ミク「この部屋の天井、動いているわ」

レン「そうなんだ。天井だけじゃなくて、壁もだよ。・・・俺、ちょっと壁に寄り掛かったんだ。そしたらいきなり動き出して」

ミク「・・・ひょっとしてこれって、スキャンシステム?」

レン「あ!そうかも。やばい!俺、スキャンされちゃうじゃん!!」

レン、急いで立ち上がるとその部屋から飛び出そうとするも、ミクに腕を掴まれて阻止される。

レン「何するんだよ!?ミク姉だって、このままじゃスキャンされちゃうぞ!?」

ミク「別にスキャンされても問題ないじゃない。そもそもここって、そういうメンテナンス専用エリアなんでしょ?」

レン「・・・そういえば、そうだった」

ミク「シュヲやミユが生まれた場所だもの。それくらいあって当然だわ」

レン「ミク姉、やけに落ち着いているじゃん」

ミク「レン君があわてんぼうなだけよ」

レン「・・・そういうところ、ちょっとクオ兄っぽくて嫌かも」

ミク「仕方ないでしょ!クオは私の亜種なんだから」

スキャンシステム、そのまま自動停止。ミク&レン、それを見てため息。

ミク「ここはスキャン専用部屋って感じで、マスターとの連絡がつくようなシステムはなさそうね」

レン「うん。別の部屋を探した方がいいな。ところでミク姉が見つけた部屋はどんな部屋だった?」

ミク「とくにこれといった変わったところはなかったけれど、壁に鍵盤システムコードみたいのがあったの。それで・・・」

直後、バタバタと足音がしてリンがやってくる。

リン「大変!レン、ミクちゃん!!」

レン「リン、どうしたの?そんなに慌てて」

ミク「リンちゃん、何かあったの?」

リン「今ね。ふうりを通してルイちゃんとリコちゃんから連絡が入ったの!」

レン「なんだって!?」

ミク「ルイちゃんとリンコちゃん?じゃあ、リンコちゃんは無事だったのね!」

ミク、いっきに笑顔に変化。しかしリンは慌てたまま、言葉を続ける。

リン「でもね。リコちゃんとルイちゃん一緒みたいだけど、他のメンバーは違うみたいなの」

レン「え?でもルイは確かリントとクオ兄とは一緒のはずじゃん」

リン「だけどリコちゃん、ミー君とミユちゃんには、自分が無事なことは内緒にしてって言ってたの!だから・・・」

レン「はあ!?リンコ姉、なんでそんなこと言うわけ??」

ミク「・・・リンコちゃん、きっと警戒しているのよ」

リン「警戒?」

ミク「そうよ。ミユはゲートキーパーだから、リンコちゃんを見つけたならすぐにこっちに連れ戻そうとするわ。でもリンコちゃんはそれが嫌なんだわ」

リン「うん。リコちゃん、そう言っていたよ」

レン「・・・あ、そうか。リンコ姉、ココに残されるのを嫌がっていたけれど、無理やりシュヲ兄がリンコ姉を気絶させちゃったんだもんな。だけどミユ姉だけじゃなくて、クオ兄のことは?」

ミク「クオとミユは考え方が似ているのよ。私とクオ以上に、あの二人は確かに性格や性質が似ているもの。リンコちゃんもそれが分かっているから、クオもミユと同じ行動に出るって予想したんだわ」

リン「そういえばミー君、あのキョウヤって人のこと毛嫌いしていたよね?リコちゃんとのセット契約も解除させるって言い張っていたから」

ミク「そうね。クオからしてみれば、リンコちゃんが大事だからそう言うのは当然なんだろうけれど」

レン「でも、それでいいのか?リンコ姉、こっち戻らなくて大丈夫なのか?」

リン「リンもそれ、心配なの。だってリコちゃんのデータ強度からして、亜種の海は危ないと思うの」

ミク「・・・リント君とレイ君はどうなのかしら?リンコちゃんのこと、知っているのかな?」

リン「ルイちゃんはリコちゃんと一緒のことは確かだけど、リト君やレイ君のことは何も言っていなかったよ」

レン「そうなるとリントと黒バナナは別行動なんじゃないか?黒バナナはリントたちより先にミユ姉と一緒にホールとかいうところに入ったらしいし」

リン「そうだね。レイ君はミユちゃんと、リト君はたぶんミー君と一緒って可能性が高いと思うよ」

ミク「だけどルイちゃんはクオとリント君と最初は一緒だったけれど、何等かの事情で別行動になって、リンコちゃんを見つけたってところかしらね」

レン「じゃあ亜種の海では、ぞれぞれペアの状態で行動が三パターンになっているって可能性が高いのか」

リン「・・・リコちゃん、キョウヤって人を説得するって言っていたの。だけどリン、あの人を説得するのってすごく難しいと思う」

ミク「そうね。あの人、レンカちゃんを攫うなんて相当の覚悟の上で行動しているはずだわ。それを説得するなんて・・・」

リン「だけどリコちゃん、あの人とセットだから。説得したいっていう気持ちも、リンにはわかるの」

レン「・・・・俺はあいつは大嫌いだけど、リンコ姉の気持ちは、ちょっとわかるよ。やっぱり俺も、鏡音系列だから」

ミク「でもだからって、リンコちゃんが無事なことをミユたちに内緒にするなんて、それはやっぱりダメよ」

リン「でもミユちゃんやミー君に知らせたら、絶対リコちゃんはこっちに連れ戻されちゃって、あの人を説得できなくなっちゃう」

レン「リントと黒バナナはさておき、ミユ姉とクオ兄ならそうなるだろうな」

ミク「リンちゃん。ルイちゃんは何て言っていたの?」

リン「ルイちゃんはリコちゃんと一緒にいるっていうことと、リコちゃんがこっちに戻らないつもりっていうことを告げただけだよ」

レン「そうなると、ルイもミユ姉たちにはまだリンコ姉のことは告げてないってことだよな」

リン「そうだと思う。たぶんルイちゃん、リコちゃんに説得されたんじゃないかな?」

ミク「そんな・・・。いくらルイちゃんが戦闘慣れした漂流亜種だからって、ルイちゃん一人でリンコちゃんをサポートするのは無理よ。ルイちゃんは女の子だし、あの人のことは苦手にしていたじゃない!」

リン「ルイちゃんもそれは分かっていると思う。それでも、リコちゃんの気持ちの強さに押されちゃったんだよ。だってルイちゃんもやっぱり鏡音系列で、セットの重要性は理解しているはずだから」

ミク「・・・・私は初音系列だから、セットの重要性は理屈では理解できても感覚では理解できないわ。だけどリンコちゃんの行動が無謀すぎることは間違いないし、それによってリンコちゃんにどれだけのリスクが降りかかるのかは、予想できるのよ」

リン「・・・・ミクちゃん」

ミク「リンコちゃん、ちょっとした電磁波だけでも衝撃を受けちゃうのよ?リンコちゃんのデータ強度は、一日の半分を睡眠に費やさないと保てないの。それにリント君が不安定になった時には、髪の毛の色まで変色しちゃって気絶しちゃったし」

レン「そういえば、そんなこともあったよな。リンコ姉、もともとはリントや俺たちと同じ金髪だったのに、銀髪になっちゃってさ」

ミク「私、リンコちゃんと一緒に生活していたからすごく分かるの。リンコちゃんがどれだけ危うい存在なのかってことが。そしてそのことをシュヲやミユも分かっているし、そんな二人以上に一番危惧しているのは、やっぱりクオだと思うの。だってクオにとってリンコちゃんは、すごく大切な存在だから」

リン「・・・それなら、リコちゃんやルイちゃんの意見を無視してミユちゃんたちに知らせた方がいいの?」

ミク「私の意見としては、そうするべきだと思う。たとえそうしてリンコちゃんから軽蔑されてもかまわないわ」

レン「ミク姉・・・」

ミク「リンコちゃんから嫌われても軽蔑されても、それでリンコちゃんが助かるなら、構わないもの」

リン「・・・そっか。レンは?」

レン「難しいな。俺はリンコ姉やルイの意見もすごくよく分かるし、ミク姉の覚悟やミユ姉たちのことも、納得できるし・・・」

リン「そうだね。リンも、どちらかを選ぶことが出来ないよ」

レン「そういったところは、やっぱり俺たちが鏡音系列だからなんだよなぁ」

ミク「それなら、リンちゃんとレン君は黙っていて構わないわ。リンちゃん、ふうりを私に貸して。私がミユに連絡するから」

リン「でも・・・」

レン「白物体Xをミク姉に貸したら、それはリンもミク姉の意見に屈したことになっちゃうよ」

ミク「じゃあ、どうするの?ミユやクオにリンコちゃんのことを黙っているつもり?」

リン「えっと・・・。それならリト君とレイ君に告げるっていうのはどうかな?」

レン「それだと、たぶんミユ姉とクオ兄にも直結で伝わっちゃうだろうけどね」

リン「でもリコちゃん、ミユちゃんとミー君だけで、リト君とレイ君の名前は言わなかったもん!」

ミク「・・・屁理屈っぽいけれど、それもそうね。リント君とレイ君に告げることでミユとクオに伝わったとしても、私たちはリンコちゃんの意見を受け入れたことにはなるもの」

レン「じゃ、そうする?あ!でもリントの白物体Xって、確か壊れちゃったよな?」

リン「それだとリト君は無理か。ならレイ君だけに連絡すればいいかな?」

ミク「レイ君って、ケセランパサランを持っているの?」

レン「黒バナナは持ってないぞ」

リン「・・・・じゃあ、レイ君だけに連絡するっていうのは無理かな?」

ミク「残念だけど、無理ね」

三名、そのまま沈黙。直後、どこからか音楽らしきものが聞こえてくる。

レン「なんだ?この音」

ミク「・・・私のいた部屋の方からだわ。あの鍵盤コードがあった」

リン「行ってみよう!」

三名、そのままミクが発見した鍵盤コードのある部屋へ。

レン「壁一面に鍵盤コードがある。しかも光っているぞ!?」

リン「この鍵盤コード、何だろう?」

リン、鍵盤コードに触れる。途端に室内の光がスパークし、音楽が停止。直後、雑音の混じった電子音が響く。

ミク「これ、外部からの通信だわ!」

ミク、急いでヘッドフォンを調節。リン&レン、ミクに続いて同じくヘッドフォンを調節。

ミク「・・・聞こえる?リンちゃん。レン君」

リン「・・・うん」

レン「・・・マスター。マスターだよな!?」

三名、ようやくつながったマスターとの通信により、現状をマスターに告げる。

次回につづく

思想によって無に帰せられる定め

2017年 05月06日 18:40 (土)


今日はPCがやけに重くてちっとも作業が捗らず、ほぼ朝からぶっ続けで作業していたため、ちょっと目がしょぼついてきたわ。もう少しデータ量を減らさないとダメかなぁ?で、今日のおまけもやっぱりまたペン描きイラストで、今回はミユ単独です。とりあえずこれで初音系列キャラ単独バージョンは最後ですね。

miyusumi.jpg

ルイ「・・・ウチには自分のこと、手に負えへんわ」

リコ「え?」

ルイ「ウチも鏡音系列やから、自分がセット相手を大事想う気持ちは分かる。せやからウチには、自分を説得することは無理や」

リコ「ルイ。・・それじゃあ、俺の言うことを納得してくれたの?」

リンコ、少し嬉しそうに期待した眼差しでルイを見つめるも、ルイ、首を横に振る。

ルイ「自分の言うことは分かる。せやけどそれを認めるんは、あまりにリスク高すぎるやん。それもウチには分かっとるねん」

リコ「でも、俺はレンカを助けて、キョウヤを救いたいんだ!」

ルイ「でも自分は、データ弱すぎやん。そげな自分は果て行くんは、無茶や」

リコ「だけど俺は諦めないよ。レンカのこともキョウヤのことも」

ルイ「そうやろうな。もうしゃあないわ。こげな状態やったら、ウチはお手上げや。せやから自分のことは、ミユユに任せるさかい」

リコ「!」

ルイ「いづなでミユユに連絡して、こっち来てもらうわ」

ルイ、いづなでミユに連絡しようとするも、リンコ、急いでいづなを掴んで自分の方へ引き寄せる。

ルイ「あ!何するねん?雌ミカン」

リコ「ダメ!ミユに連絡したら、また俺は無理やりゆりかごに戻されちゃう!」

ルイ「そげなこと言うても、しゃあないやん」

リコ「ミユはゲートキーパーだから、きっとシュヲと同じ判断をするに決まってるんだから!俺、もうゆりかごで無理やり寝かされるなんて嫌だからな!」

ルイ「今は正規どもがおるから、寝てなくてもええんちゃう?」

リコ「それでもゆりかごに戻っちゃったら、レンカとキョウヤに会えないもん!」

ルイ「だからレンカ様のことはウチらに任せろ言うたやん!」

リコ「・・・最悪レンカのことは、ルイたちに任せてもいい。確かに俺が助けに行っても、たぶん何もできないだろうから。でもキョウヤは別だ。キョウヤは俺とセットだから、俺がなんとかしなくちゃ!」

ルイ「もう奴とは話したんやろ?それでも奴は、そのままやったんやろ?だったら何度話しても同じやで?会うだけ無駄やん」

リコ「そんなことない!キョウヤ、俺のこと大事だって言ってくれたもん!そんなキョウヤだから、話せばわかってくれるはずだ!」

ルイ「でも奴は了音を傷つけたやん!ウチやレイも嫌がらせされた!そげな奴、許せへんねん!」

リコ「でもシュヲはキョウヤを嫌いじゃないって言ってくれた!」

ルイ「その了音を、奴は大けがさせたんやで!?忘れたとは言わせへん!了音、大変な目に合ってしもうたやん!」

リコ「それは、そうだけど・・・・」

ルイ「とにかくいづな、返せ!いづなはウチのや」

ルイ、リンコに腕を伸ばす。リンコ、それを見ていづなをしっかり抱えたまま、後退。

ルイ「いい加減にせえ!雌ミカン」

リコ「ミユに連絡しないなら、返してあげる。でもミユに連絡するなら、返してあげない!」

ルイ「わかったわかった。ミユユに連絡せえへんから、いづな返せや」

リコ「本当?もし嘘ついたら、俺は怒るぞ?」

ルイ「嘘やない。ウチも自分と同じ鏡音系列で、属性も一緒や。せやからセットの重要性はちゃんと分かっとる」

リコ「・・・じゃあ、ルイはこれからどうするの?俺をこのまま見逃してくれる?」

ルイ「・・・そげなわけには、いかん。もう自分がココにおること、知ってしもうたからな」

リコ「それならやっぱりミユを呼ぶつもりだ!」

ルイ「ちゃうわ!ミユユ呼ばん言うたやん!」

リコ「それなら、どうするつもり?」

ルイ「・・・えー。・・・そやな。じゃあ、自分と一緒に行動するわ」

リコ「!」

ルイ「自分をこのまま放置するわけにはいかへんからな」

リコ「じゃあ、ルイは俺と一緒にキョウヤの説得をしてくれるの?」

ルイ「それは出来へん。せやけど自分が奴と話して納得するまでは、自分に付き合うわ」

リコ「そっか。つまりルイは、俺と一緒にキョウヤを探してくれるってことだよね?」

ルイ「・・・そうなるな。ウチ、奴のことは大嫌いやけど」

リコ「それならいづな、返してあげるよ。ルイが一緒なら、心強いや♪」

ルイ「せやけどミユユやレイ、雄ミカンや葱男も自分のことを探しとる。自分とウチが合流したこと、告げなあかんと思うんやけど」

リコ「ミユはダメだよ。絶対俺を連れ戻しちゃうから。・・・・ミクオも、そうかも。ミユと考え方が近いから」

ルイ「ふーん。それやったらレイか雄ミカンやったらええんか?でもレイはミユユと一緒やし、雄ミカンは葱男と一緒のはずや」

リコ「じゃあ、レイもリントもダメ!」

ルイ「ほな、ロリミカンはどうや?ロリミカン、ふうり持っとるから連絡できるねん」

リコ「リンなら構わないけれど、でもリンがミユたちに連絡しちゃうかも」

ルイ「ロリミカンなら自分と同じ系列属性やから、平気ちゃうか?あ、でも腐りバナナと葱女も一緒におるな」

リコ「レンは系列一緒だから分かってくれるよ。・・・問題はミクだけど、ミクならもしかしたら、ミユに言わないように頼めば大丈夫かも。ミク、いつも優しいし」

ルイ「ウチとしても、このまま全員に黙っとるのは気分悪い。それやったらロリミカンに連絡入れるで。ええな?」

リコ「うん。でも絶対ミユには連絡しないように言ってね」

ルイ「分かった。いづな、こっち来い!」

リンコ、ルイの呼びかけにいづなを解放。いづな、即座にルイの方へ。ルイ、いづなの通信機能を解除。

ルイ「ロリミカン、聞こえるか!?今なぁ、雌ミカンと一緒なんよ。でも雌ミカン、そっち戻らへん言うてきかないねん!」

リコ「リン!俺は無事だから大丈夫だよ。でもミユやミクオには内緒だぞ!ミユたちに言ったら、無理やり連れ戻されちゃうから。俺、キョウヤを説得するんだ!だからリンたちは、そこで待ってて!」

ルイ、いづなの通信機能を閉鎖。

ルイ「これでロリミカンには伝わったはずや」

リコ「・・・いづなは、通信相手を限定できるんだな。リントのケセラや俺のパサラは、通信相手は限定できないのに」

ルイ「いづなは了音が、ウチのために武器として作ってくれたんや。自分らのケセランパサランとは機能違うねん」

リコ「まあいいや。それじゃルイ、キョウヤのところへ行こう!」

ルイ「自分、奴がどこにおるのか分かるんか?」

リコ「分からない。でもここをまっすぐ進んだのは間違いないから、とりあえず真っ直ぐ行こうよ」

ルイ「なんや頼りないわぁ。ま、しゃあないか」

リコ「大丈夫!俺にはパサラもいるし、ルイにはいづながいるからな」

リンコ、ルイの腕を掴むと、そのまま真っ直ぐ歩き出す。ルイ、ため息をつきつつもそんなリンコとともに前進。

次回につづく

無数の生死を超えた同時性の微笑

2017年 04月29日 18:41 (土)


大型連休に突入ですが、そんなことは関係なく今日もまた頭痛に悩まされ、先ほど珈琲を飲んでおきました。最近珈琲は自分にとって、頭痛緩和の治療薬と化しているな。で、今日のおまけはまたペン描きイラストでシュヲ単独ですが、このシュヲは実は過去にシャーペンで描いたものを最近ペン入れしたという代物で、新たに作成したわけではないという、ちょっと卑怯な手抜きイラストだったりします。

syuwosumi.jpg

ルイ「なして自分、こげなとこにおるねん?ウチはもちろん他の連中も、自分がいなくなってしもうて大騒ぎやったんやで?」

リコ「だって俺、どうしてもレンカとリンを助けたかったし、キョウヤとも話したかったから。でもどうしてみんな、俺がゆりかごから出たことを知っているの?」

ルイ「雄ミカンが感づいたんや。自分に何かあった言うて、それで皆してゆりかごに戻ったんや」

リコ「そっか。・・・リント、やっぱり俺のこと、気付いたんだ」

ルイ「自分生み出したんは、雄ミカンやからな」

リコ「それじゃルイ以外の皆も、俺を探しているの?」

ルイ「正規ども三人は、ゆりかごに残してきた。これ以上正規どもが亜種の海うろつくんは、リスク高いねん」

リコ「正規三人って言うことは、ミクとレンとリン?リン、見つかったの?」

ルイ「ああ。ロリミカン、無事やったわ」

リコ「そっか。良かった・・。リン、無事に皆と合流できたんだ」

ルイ「・・・せやけど、了音が犠牲になってしもうた」

リコ「!」

ルイ「ウチはその場におらへんかったから、詳しいことは知らへん。せやけど葱男と雄ミカンが一緒におって、それで・・・」

リコ「ちょっと待って!ルイ、シュヲが犠牲って・・・・・嘘だろ?」

ルイ「・・・そげな嘘、言うわけないやん」

リコ「そんな・・・・。だってシュヲ、ゲートキーパーで強いじゃん!シュヲが消失するなんて、あり得ないよ!」

ルイ「・・・ゲートキーパーやから、消失したんや。葱音と雄ミカン、助けるためにな。せやけど完全に消失したん違うで」

リコ「え?」

ルイ「了音、消失した時に葱音と雄ミカンが傍におったから、雄ミカンが葱男に了音のデータ、定着させたらしい。雄ミカン、前に自分と共存してたやろ?せやから共存の方法、知っとったんや。葱男と了音、同系列・属性やから共存が可能やったから」

リコ「・・・それなら、シュヲのメモリデータはミクオの中に?」

ルイ「そうらしいわ。ウチにはよう分からんが、それでも葱男、了音しか知らんこと知っとったから、やっぱそうなんやろな」

リコ「・・・じゃあ、完全にシュヲは消失したわけじゃないんだな。・・・良かった」

ルイ「良うないわ。葱男と共存しとるっちゅーても、了音が了音として存在しとらんことに違いはあらへん」

リコ「うん。それでもシュヲは復活が可能だよ。俺がリントの中で共存して、こうして分離したみたいに」

ルイ「まあな。・・・で、自分はなしてココにおる?どうやってゆりかごから脱出したねん?」

リコ「それは・・・えっと。よくわからないけれど、誰かが俺を起こしてくれて、変な黒い穴に案内してくれて・・・」

ルイ「誰かって誰やねん?黒い穴っちゅーのは、ホールなんは分かっとるがな」

リコ「それが、誰だか分からないんだ。黒いローブみたいので顔も身体も隠れていたから、年齢も性別も分からない。一切しゃべらなかったから声も聞いてないし。でもその誰かに案内されて、キョウヤと会って・・・」

ルイ「何やて!?自分、奴に会ったんか!?」

リコ「うん。・・・少し、話ができた。でもキョウヤ、やっぱり俺のこと拒絶して、俺を起こしてくれた誰かと一緒にどこかに行っちゃった。俺、キョウヤたちを追いかけたんだよ。でも途中で見失っちゃって、それでココで転んで疲れちゃって・・・そしたら、こうしてルイが来た」

ルイ「・・・奴は何て?レンカ様のことは?」

リコ「レンカは無事だって言っていたよ。でもキョウヤ、レンカを返してくれるつもりはないみたい。・・・レンカの望み、叶えるって言っていたけれど」

ルイ「レンカ様の望みやて?それでなしてレンカ様、攫うねん?」

リコ「それは・・・」

リンコ、そのまま押し黙る。ルイ、それを見てため息。

ルイ「まあええわ。とにかく自分、こうして無事見つかったしな。自分はゆりかごに戻れや」

リコ「嫌!俺、もう一度キョウヤと会って話すんだ。それにレンカも助けなきゃ!」

ルイ「は?何言うとるねん?自分、こげなとこで一人疲れて泣いとったくせに。そげな状態で、レンカ様を助けられるわけないやん。それに奴とはもう話したんやろ?それやったら、もうええやん!?」

リコ「良くない!だってキョウヤと俺はセットなんだ!!ルイだってレイに何かあったら、慌てるだろ!?」

ルイ「それとこれはぜんぜん違うやん!レイはあんな奴と違ってまともやからな!レイはウチの自慢の弟や!」

リコ「キョウヤだって優しいんだ!本当は良い奴だって俺にはちゃんと分かるんだから!」

ルイ「そげなわけあらへんやろ!奴は了音、怪我させたんや!レンカ様も攫った!そげなことする奴が、良い奴なわけあらへんねん!!」

リコ「でもシュヲだって、キョウヤのこと嫌いじゃないって言っていたもん!」

ルイ「了音が消失したんは、奴の所為や!!奴さえおらんかったら、こげなことにならへんかった!レンカ様がたとえ奴の言うように無事だったとしても、了音は違う!了音はもう、消失してしもうたんやから!!!」

リコ「でもミクオと共存しているなら、シュヲは無事・・・・ルイ?」

ルイ、ぼろぼろと涙を流す。リンコ、それをみてびっくり。

リコ「・・・ルイ。どうして泣いているの?もしかして、シュヲのこと・・・」

ルイ「な、何でもないわ!目にゴミが入っただけや!!」

ルイ、急いで自分の腕で涙をぬぐう。

リコ「・・・・・」

ルイ「とにかくこげなとこにおってもしゃあないやん。自分、やっぱりゆりかご戻れ。今なら正規どももおるから、一人違うしな。レンカ様のことはウチらに任せろや。な?」

リコ「嫌だ。俺もレンカを助けたいし、キョウヤともう一度話し合うんだ」

ルイ「・・データ弱っちいくせに、強情な奴やな」

リコ「データの強度は関係ないもん。ルイだって俺と同じ鏡音系列なんだから、セットの重要性は分かっているだろ?」

ルイ「・・・それは、まあ確かに分からへんとは言わん。せやけど・・・」

リコ「俺とシュヲ以外、みんなキョウヤのこと敵視しているのは分かっているよ。だからこそ俺はキョウヤを説得したい。そしてそれはキョウヤとセットの俺の役目であって、他の誰にもできないことなんだ」

ルイ「・・・雌ミカン」

ルイ&リンコ、沈黙して互いを探るように見つめあう。パサラ&いづな、そんな二人の周囲をぐるぐる。

次回につづく

あらゆる選択肢が分岐点となる

2017年 04月22日 18:33 (土)


ようやくリンコも目覚めて動き出したので、そろそろクライマックスが近いかな~とも思われる亜種の海編ですが、まだレンカは出てこないですね。あとリンタについて、ここまで出張っちゃったら、もう絵起こししてあげても良いかな~とも、最近思っていたりします。でも亜種の海編はクライマックスが近づいたと言っても、まだまだ続きますがね。で、今日のおまけもペン描きシリーズ(なのか?)で、ミクオ単独です。しかしミクやミクオの髪の毛、どのように表現するかでちょっと悩みました。それは最初にシャーペンで描いた時もでしたがね。

mikuosumi.jpg

ルイ「うざい!キモイ!鬱陶しい!!」

ルイ、いづなを振り回して自分にまとわりつこうとする手たちを薙ぎ払う。

ルイ「ちっ!ホールっちゅうもんは厄介やな。出口、他にあらへんのか?」

ルイ、いづなを振り回しつつ、周囲をうろうろ歩き回る。

ルイ「いづなでミユユに連絡するっちゅう方法もあるな。せやけどミユユをウチのことで手煩わせるわけにもいかへん。ウチは雌ミカンと違うからな。漂流亜種として、亜種の海でずっと修業してたんや。せやからウチは強いんや!」

ルイ、自分自身に言い聞かせるようにしてホールの中を歩き回るも、やはり表情は不安を拭いきれず。

ルイ「・・・雄ミカンと葱男、ミユユとレイに追いついたやろか?」

ルイ、歩くスピードがだんだん落ちるも、とぼとぼと一人で歩き続ける。

ルイ「レンカ様。レイ、ミユユ・・・」

いづな、大鎌から通常サイズへ戻り、ルイの周囲をぐるぐる回る。

ルイ「何や?元気出せ言うとるんか?・・・大丈夫や。ウチは元気やで」

いづな、それでもルイの周囲をぐるぐる。

ルイ「いづな、ウチにくれた。・・・せやけど、消失してしもうたんや」

ルイ、目じりに涙が浮かぶ。

ルイ「了音、なして消失するねん?ウチやミユユ残して、勝手すぎるやん。いくら葱男と共存しとるっちゅうても、それじゃ了音違うねん!了音は了音として、存在しとらなあかんのや!!」

いづな、ルイの肩の上に乗る。

ルイ「・・・ウチ、まだ了音に何も伝えとらん。感謝の言葉も、気持ちも・・・」

ルイ、肩の上のいづなを撫でる。

ルイ「レンカ様も、雄ミカンに対してこげな気持ちやったんかな?・・・ぴゃっ!?」

ルイ、踏み出した先に地面がないことに気付くも、そのまま落下。いづな、翼を広げてルイを支える。

ルイ「ひゃああ!!!」

ホールの横道から、別の空間へ落下。ルイ、いづなのおかげで無事に着地するも、周囲を見渡して茫然。

ルイ「何や?ココ。ホールから出られたんはええけど・・・」

ルイ、自分の足の下に転がっているたくさんのガラクタを見て眉をしかめる。

ルイ「これ、腕やな。あっちは足やし、あれは頭や。・・・ふん。どうやらアンドロイドのジャンクの墓場って感じやな」

ルイ、歩き出すも足場が悪いため、ゆっくりとした歩調。

ルイ「ホールにあったあの手の軍団、ココの連中やったんか。かろうじてまだ動けたんが、ああやって悪さしとったんやな」

いづな、通常サイズに再び戻り、ルイの周囲を飛ぶ。

ルイ「消失すらできずに、こげな場所で朽ちるんか。・・・ん?」

ルイ、前方にしゃがみこんでいる人影らしきものを発見。

ルイ「何や。バラバラになっとらんボディのジャンクもあるんか?・・・え?」

ルイ、人影に近寄ったところで、立ち止まる。

ルイ「・・・なしてこげなところにおる?雌ミカン」

リコ「・・・・あ」

リンコ、地面にしゃがみ込んで泣き続けていたが、ルイに声をかけられて顔を上げる。

リコ「ルイ?なんでココに・・・」

ルイ「それはウチが今、自分に聞いたことやん」

リコ「う・・・」

リンコ、ルイの顔を見て再び泣き出すと、そのままルイに突撃ハグ。

ルイ「ぴゃっ!?」

リコ「ルイ~!!」

ルイ「何やねん?・・・しゃあないな」

ルイ、呆れつつリンコの背中をさする。リンコ、そのまま泣き続ける。いづな&パサラ、そんな二人の周囲をぐるぐる。

次回につづく